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お客様導入事例

NECが、SI事業のテストツール標準化によりシステム開発プロセスの革新を推進

お客様導入事例

日本電気株式会社
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HP LoadRunner/HP QuickTest Professional を包括契約で導入、充実した支援体制で、開発部門の効率化、品質向上を実現



お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
PDF(680KB)

目的

アプローチ

テスト工程の標準化を通じて、社内およびグループ会社におけるソフトウェア開発の作業効率化と品質向上に寄与すること。
標準化推進部門によるテストツールの選定および開発部門に対する貸し出しと、社内支援部門による導入支援により、全開発部門におけるテストツールの利用促進を図る。


ITの効果

ビジネスの効果

実績のあるテストツールの採用によるソフトウェア品質の向上
テスト作業の自動化による開発効率の向上
テストツールの標準化による、属人化の防止
事業部、グループ会社を超えた標準品質の実現
包括契約による導入コストの削減
テストツールの標準化によるシステム開発プロセスの革新


お客様背景

全体最適化と「当たり前品質」をめざして

ITサービスビジネスユニット(BU)は、NECの中でも最大規模のBUである。数千人の本社社員、ソフトウェア子会社を含めると数万人もの技術者が、様々な産業分野、公共分野に対してSI構築、運用、保守、アウトソーシングなどのITサービスを提供している。このITサービスBUの標準化を推進しているのが、ITサービス技術本部だ。今回、このITサービス技術本部が中心になって、SI構築の最終段階であるテスト工程で使われるツールの標準化が行なわれた。その背景を、同本部の飯島賢二マネージャーに伺った。

日本電気株式会社
ITサービス技術本部
マネージャー
飯島賢二氏
日本電気株式会社
ITサービス技術本部
マネージャー
飯島賢二氏
日本電気株式会社
ITサービス技術本部
エグゼクティブエキスパート
猪俣壮一氏
日本電気株式会社
ITサービス技術本部
エグゼクティブ
エキスパート
猪俣壮一氏

「全体最適の実現です。NECでは、オープン化の時代以降、各プロジェクトがツールを自由に選択するようになって、いわゆる個別最適が進んでいました。数多くのツールが使われることで、ライセンスコストだけではなく、ノウハウや人的リソースの面でも様々な重複やムダが生れていたのです。ツールや業務プロセスの標準化による全体最適化で、こうした個別最適の弊害から脱却することが至上命題でした」

実際、現場でのツール使用状況は多様で深刻だった。2009年に行なわれた全社調査では、システム開発の様々なフェーズで数百のツールの使用が確認されている。技術者の自作ツールなどを含めると、ツール総数は万の単位に達すると推測された。「これらツールのノウハウを持っている人がいなくなってしまったら、その後のシステム構築やサービス提供にも支障が生じるだけでなく、生産性も逆に悪化してしまいます。そういう意味でもツールの標準化が急務だったのです」

設計、製造(コーディング)工程のツールに関しては、すでに標準化が進められていた。今回、その次の工程であるテスト工程のツール標準化に取りかかったわけである。

ツールの選定に際しては、テスト工程に対する要求の変化も考慮しなければならない。ITサービス技術本部のエグゼクティブエキスパートの猪俣壮一氏は、次のように語る。

「従来、テストはお客様の要求に応じて行なっていましたが、最近はすべてのシステムに高品質が求められてきています。システム品質は、もはや特定のお客様向けの高付加価値ではなく、あって当たり前のものになったのです」

インターネットが普及した今、あって当たり前のシステム品質に問題が発覚すると、たとえそれがどんなに小さなシステムでも、その情報はたちまち拡散し、NECの信用を傷つける。小さな案件から大きな案件まで高度な品質を確保しなければならない。しかし、一方では、“当たり前品質”にコストを掛けられないようなプロジェクトも中にはある。テスト自体の品質向上とコスト削減という、相反する要求に応えるツールと、その標準化が求められていたのである。



ソリューション

定性・定量評価により、HPのテストツールを選択

テスト工程のツールとして、標準化の対象となったのは、性能テスト(負荷テスト)ツールと回帰テスト(自動機能テスト)ツールである。ツール選定に当たっては、複数の候補製品に対して、独自の評価基準に基づく比較検討を行なった。

「ツールそのものの特性、使いやすさから、サポートの体制および対応範囲やレスポンス、情報入手のしやすさ、グローバル性まで、様々な項目を数値化し定性評価しました。さらにツールによる工数削減効果を金額換算して、コストメリットを比較する定量評価も実施しています」(飯島マネージャー)

この結果、性能テストツールとして選ばれたのは、HP LoadRunner software(HP LoadRunner)だった。社内支援部門として、今回のツール導入をサポートしたソフトウェア生産革新部シニアエキスパートの川村冠東氏に、その選択ポイントをお聞きした。

日本電気株式会社
ソフトウェア生産革新部
シニアエキスパート
川村冠東氏
日本電気株式会社
ソフトウェア生産革新部
シニアエキスパート
川村冠東氏

「まず、ツールとしての洗練度が違います。カタログスペックだけでは、オープンソースソフトウェア(OSS)の性能テストツールもHP LoadRunnerも同程度の機能があるように見えますが、実際の現場での使い勝手が全然違うのです。例えばテスト結果の解析では、利用者が自分でデータを加工しなければ役立つ情報が得られないOSSツールに対して、HP LoadRunnerでは必要な情報がすぐに得られます。長年にわたって導入実績を積み重ねる中で洗練されてきたツールだと思います」

さらに、HP LoadRunnerには、機能面以外にもOSSツールにないメリットがあった。

「わからないことがあった場合、HP LoadRunnerならHPに問い合わせればすぐに解決できます。OSSツールの場合は、試行錯誤して、自分で解決しなければなりません。問題解決のスピードが違うのです」

回帰テスト(自動機能テスト)ツールとしては、HP QuickTest Professional 10.0 software(QTP)が選ばれた。対応環境の広さ、複雑な画面操作をそのまま自動化できる使い勝手、スクリプトの活用によるシステム更新への柔軟な対応、そして豊富な実績に裏付けられた信頼性など、その優位性は他のツールをはるかに凌駕していたという。

ITサービスBU全体にわたる大規模なツール標準化には、導入コストの検討も不可欠だった。この点でも、HP LoadRunnerおよびQTPはITサービス技術本部の期待に応えることができた。

「通常のライセンス契約はユーザー単位ですが、今回は複数のプロジェクトでライセンスを共有できる包括ライセンスという形を取りました。これにより、限られた予算しかない小規模プロジェクトを含め、NECグループ全体でツールを利用できるようになったのです」(飯島マネージャー)

2010年、ITサービスBUのツール標準化施策として、HP LoadRunnerとQTPの利用が開始された。ツール導入当初は利用件数が伸び悩んでいたため、社内説明会による周知を徹底するとともに、同時期にソフトウェア生産革新部による支援もスタートした。

ツール標準化を支えるサポート体制

日常業務に追われる現場の技術者にとっては、新たなツールへの対応は負荷になる。ツールの普及にあたっては、充実したサポート体制が欠かせない。ITサービス技術本部と連携しながらこのサポート体制を実現しているのが、社内支援部門であるソフトウェア生産革新部である。

「ひとつは、現場支援です。現場技術者の要望に応えて、必要ならば現地に出向いての説明会やスクリプトの導入支援を行いますし、メールで問合せに応えることもあります」(川村シニアエキスパート)

HP LoadRunnerやQTPは、業界のデファクトスタンダードなので、社内やグループ内には使用経験のある人も多い。しかし、当然のことながら、初めてという人もいるので、現場および個人の習熟度に合わせてきめ細かく対応しているという。ツールの利用を希望するプロジェクトに対しては、目的や利用効果などをコンサルティングしながら、ライセンスを効率よく割り振っているとのこと。

「もうひとつは、適用ノウハウの蓄積です。プロトコル関係など難しい部分ではHPの支援を要請する場合もありますが、基本的にはNECの中でノウハウを蓄積していきたいと考えています」

ソフトウェア生産革新部では、HPによる集中トレーニングなどを活用して、部内の要員育成にも注力しているという。

「もちろん、他部門、グループ各社への啓蒙も行なっています。開発部門に貸し出すツールやサポート体制の紹介から、実際に使ったプロジェクトの評価といった情報を定期的に発信しています」

これらの活動を背景に、HP LoadRunnerやQTPの利用者は年1.5倍から2倍ぐらいのペースで、急増している。対象業種も、製造、流通、金融から官公庁まで、多岐にわたっている。また、ツールを利用する開発部門もITサービスBU内にとどまらず、NECの他BUにまで広がりつつあるという。



効果と今後の展望

さらなる革新へ

ツール標準化による成果を猪俣エグゼクティブエキスパートに、お聞きしよう。
「HPのテストツールは、業界標準ツールとしての評価が確立しています。そういうしっかりした外部のツールを導入することで、NECに期待される当たり前品質を担保できたということが大きいですね。さらにこれらのツールをBUの共有設備とすることで、グループ全社で使い回せるようになり、標準化も効率よく進められました」

さらに労働集約的だったテスト工程を、かなりの程度まで自動化できるようになったことで、作業の効率化や品質向上といった効果も生まれている。例えば人手による作業につきものだった間違いも減り、2重チェックといった付帯作業も不要になったという。

短期間で目に見える効果を挙げているのが、HP LoadRunnerである。例えば、金融関係のお客様で不評を招いていた全店テストも、HP LoadRunnerの利用で不要になったとのこと。ただし、QTPに関しては、まだ効果を語る段階ではないという。

「回帰テスト(自動機能テスト)ツールの特性上、短期間では成果が上がりにくいのです。今後、いったん作成したスクリプトを再利用するケースが増えていくことで、目に見える効果が得られてくるでしょう」(飯島マネージャー)

今後は、これらツールの普及だけではなく、そのツールを使った標準プロセスやツールの活用法を含めて、体制整備に注力していくとのことである。

猪俣エグゼクティブエキスパートは、HPに対してさらなる期待を寄せている。
「クラウド時代を迎えてソフトウェアの利用形態が変わってきています。NECのSIビジネスとしても、クラウドやモバイルへの対応を想定していないテストだけではビジネスになりにくくなってきているのです。その対応のためにリーズナブルなコストと納期を考えたとき、性能テストや回帰テストの自動化は必須です。そのためにも、今後は、全NECに利用者を広げていきたいですね。HPには、優れたテストツールとこの時代に即した柔軟なライセンス体系によって、当社のチャレンジを支えていただきたいと願っています」

「世界トップクラスのソフトウェア企業グループ」をめざすNEC。HPの先進のテストツールは、そのソフトウェア開発のさらなる革新を支え続けていく。



会社概要

日本電気株式会社
所在地: 東京都港区芝五丁目7番1号
従業員数: 単独 23,968名(平成24年3月末現在)
連結 109,102名(平成24年3月末現在)
設立(創業): 1899年(明治32年)7月17日
事業内容: ITソリューション事業、キャリアネットワーク事業、社会インフラ事業、パーソナルソリューション事業
URL: http://jpn.nec.com/index.htmlこのリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: ITサービス, HP Software


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