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お客様導入事例

国分が、4,500ユーザーの利用する
統合データウェアハウス基盤を刷新

国分株式会社

お客様導入事例

国分株式会社
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カラム指向データベース「HP Vertica」を採用し、
11億件の取引明細データに対する分析パフォーマンスを
最大9倍に強化

お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
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国分株式会社

目的

アプローチ

マーチャンダイジングと顧客への提案活動、膨大な仕入・販売実績データの集計による緻密な収益管理を支える「統合データウェアハウス」環境の刷新。57万アイテムを対象とする4,500ユーザーによる分析レスポンスを向上させ、ビジネスの成果を高めることを目指す。
統合データウェアハウスのプラットフォーム/データベース環境を見直し、データ分析レスポンスの向上およびデータロード時間の短縮を図る。

導入効果

ビジネスの成果

カラム指向データベース「HP Vertica」を採用しシステムのパフォーマンスを大幅に強化
11億件の取引明細データに対する分析パフォーマンスを最大9倍に強化
バッチ処理による商品日報データのロード2.5時間を17分に短縮(最大8倍)
HP Vertica のプロジェクション機能によりインデックス不要で高速検索を実現
データ分析結果の待ち時間を大幅に短縮し業務効率を改善
営業支援、収益管理を中心に全社における情報活用を推進
BI ツールと連携し社内ポータル/ダッシュボードへのタイムリーな集計データ提供を可能に
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お客様背景

ビジネスの競争力を支える統合データウェアハウス基盤の強化

国分が、カラム指向データベース「HP Vertica」を採用し、4,500ユーザーの利用する統合データウェアハウス基盤を刷新した。11億件の取引明細データに対する分析パフォーマンスを最大9倍に強化するなど、処理時間の大幅な短縮を達成。ユーザーの業務効率を向上させることに成功している。

マーチャンダイジングとサプライチェーン最適化に貢献する国分

酒類・食品の総合卸売業として売上高1兆5,023億円(2012年12月期)を誇る国分株式会社。国分は、国内外10,000の仕入先と48,000の得意先を結び、マーチャンダイジングとサプライチェーン最適化における重要な役割を担っている。国内222の物流センターから日々出荷される商品は、加工食品・酒類・低温商品・菓子・農産・水産物など実に57万アイテムに及ぶ。

国分株式会社 情報システム部 チームリーダー 安村俊祐氏
国分株式会社
情報システム部
チームリーダー
安村俊祐氏
「国分300年の歴史の中で、食を取り巻く環境は大きく変化し続けてきましたが、食品流通の最適化というミッションは変わりません。現在、私たちは“サプライチェーン・コンソリデート”というテーマを掲げています。市場ニーズや環境変化に素早く適応するサプライチェーンの調整・統合機能を、さらに拡張していく取り組みです」と情報システム部 チームリーダーの安村俊祐氏は語る。

国分の戦略は、市場のニーズを的確に捉えながら、物流力と情報力を駆使して仕入先や得意先とのWIN-WINの関係をいっそう強化するものだ。

「サプライチェーン・コンソリデートに取り組む中で、マーチャンダイジング機能としての“売れる商品”と“売れる仕掛け”の提案活動も重要度を増しています。また、活動の結果を数値で捉える、単品単位のきめの細かい収益管理が求められます。これを支えているのが、2010年に構築した統合データウェアハウスです」(安村氏)

統合データウェアハウスには日々の商品取引の明細である日報データを始め、仕入実績・販売実績・収益実績などのデータが細目レベルで格納されており、国分グループの営業・経理担当者を中心に4,500ユーザーが活用している。その規模は、日報データだけでおよそ11億件/2TBに達する。

安村氏は、「統合以前は、4系統の集計・分析システムを個別に運用してきました。うち3系統を新たなデータウェアハウスアプライアンスに統合し、フロントエンドのBIツールも一本化しました。これにより複数のツールを使い分けることなくドリルダウンによって詳細分析が可能になり、ユーザーの業務効率向上に貢献しました。同時に、システム関連コストの削減にも結び付けることができました」と振り返る。

しかし、残る1系統の統合を進めた際に問題が顕在化した。検索レスポンスの悪化である。

「検索結果が戻らない、タイムアウトするといった状況が発生したのです。暫定的な措置として、大括りの実績データを参照できるサマリーを用意しましたが、これがバッチ処理の時間を長引かせることになりました。こうした事態を抜本的に打開するために、プラットフォームの刷新を決断したのです」(安村氏)

2011年10月、安村氏を中心とするプロジェクトはカラム指向データベース「HP Vertica」を選定。統合データウェアハウス基盤の刷新作業をスタートさせた。

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ソリューション

営業活動と収益管理を支える統合データウェアハウス

統合データウェアハウスが、国分のビジネスにおいていかに重要な役割を担っているか。安村氏は次のように説明する。

「統合データウェアハウスは、基幹システムと緊密に連携し膨大な日々の業務を支えています。販売の現場では、マネージャーからスタッフまでおよそ1,500人が日次の実績を参照してアクションを決めています」

たとえば、支社のマネージャーが担当エリアの売上と利益の集計データを参照。商品カテゴリー別に販売傾向を見ると、酒類が伸び悩んでいることがわかる。そこで酒類の販売を担当している事業所のデータを参照し、どのセールスが担当するどの顧客のどの商品に起因するのかまでドリルダウンして分析する。

「57万アイテムに上る商品単位の利益情報も日次で参照できます。データ分析によって原因を特定すれば、より効果的なアクションを採ることができるのです」(安村氏)

販売のテコ入れにもデータ分析の結果が活かされる。プロモーション・販促施策はもちろん、商品提案や棚割り提案まで踏み込んで行われるという。

「もう一つ重要なのは収益管理です。国分のお取引先は、食品メーカーから大手総合スーパー、コンビニエンスチェーン、百貨店、ドラッグストア、独立系の小売店、酒販店、ネット通販、外食チェーンまで多岐にわたり規模も様々です。お得意先数は48,000に達します。膨大な買掛・売掛取引の整合性を確保しつつ、物流費なども加味した精度の高い収益管理のために営業部門のみならず経理部門でも活用しています」(安村氏)

年商1.5兆円という国分のビジネスは、57万アイテムという商品群を日々サプライチェーン上でやり取りする、気の遠くなるような件数の業務の積み重ねから生み出されているのだ。

安村氏は、「HP Vertica導入の最大の目的は、4系統の分析システムを完全に統合し、かつ検索レスポンスを大幅に向上させることです。バッチ処理時間が切迫しているという課題の解決も必須でした。また、データウェアハウスシステムとしての資源やバッチ処理時間の余力を確保し、さらなるシステムの統合とより戦略的な活用の可能性を広げることを目指しました」と語る。



最大9倍の検索パフォーマンスを実現

2012年6月、カラム指向データベース「HP Vertica」の採用により、統合データウェアハウスは文字通り生まれ変わった。その成果を情報システム部 中村秀彦氏は次のように語る。

「単独ユーザーによる検索パフォーマンスを測定したところ最大9倍、平均で3.6倍の高速化が確認できました。実環境を想定して3,000以上の分析パターンをテストしましたが、すべての処理で検索時間が短縮されています。日報データのようなカラム数の多い処理ほど効果が高いことが確認できました」

国分株式会社 情報システム部 中村秀彦氏
国分株式会社
情報システム部
中村秀彦氏
また、多重度(複数ユーザー)による検索パフォーマンスでも、HP Verticaではパフォーマンスの劣化が最小限に抑えられることが実証された。

「従来の環境では、同時検索のユーザー数が増えるごとにレスポンスが著しく劣化していました。これに対してHP Verticaは多重度での劣化が少ない。たとえば20ユーザーによる同時検索で17分以上を要していた処理が、HP Verticaでは5分程度で結果が出せるようになりました。これだけ待ち時間が短縮されると、ユーザーは従来の業務手順をより効率的な手順に変えることもできるはずです」(中村氏)

「HP Vertica」は、なぜこれほどの高性能を発揮するのか――その理由は“カラム(列)指向”というアーキテクチャーにある。一般のリレーショナルデータベースが検索に際して“すべてのデータ”を読み込むのに対し、HP Verticaでは“必要なカラムだけ”を読み込む。これによりストレージのディスクI/Oを大幅に削減し、圧倒的なハイパフォーマンスを実現するのだ。

「バッチ処理時間も大幅に改善されました。たとえば従来は商品日報データのロードに2.5時間を要していましたが、これがわずか17分に短縮されました。最大8倍の性能向上です。他のデータロード時間も短縮されたことで、サービスインまでに余裕をもってバッチ処理を完了させることができるようになりました」(中村氏)

国分では、22時から翌朝7時半までの間におよそ200本のバッチ処理を完了させなければならない。バッチ処理が業務開始時間に食い込むと、検索パフォーマンスに影響するので時間短縮は喫緊の課題だった。

「HP Verticaではデータ圧縮率は最大50〜90%にも達します。ディスクI/Oの削減によって、検索もデータロードもパフォーマンス向上が図られたものと考えています」と安村氏も評価する。

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効果と今後の展望

インデックスの作成は不要、チューニングも最小限
HP Verticaは「データベースデザイナー」と呼ばれるツールを備え、対話形式のシンプルな操作でデータベースのチューニングを行える。さらに、一般的なRDB製品のようにインデックスを作成する必要はなく、高度なSQL文を書くことなしに高速処理が実現されるので管理者の負荷は大幅に軽減される。

「HP Verticaの“プロジェクション機能”を高く評価しています。初期の設定を行うだけで、利用頻度の高いSQL処理に対しデータを自動的に最適配置してくれます。データマートが自動的に生成されるイメージですね。最小限の工数で、高い性能を持続的に利用できるメリットは非常に大きいと感じました」(安村氏)

カラム指向データベースには“特殊なSQL文が必要”という先入観を持たれることもあるが、その心配も無用だ。HP VerticaはSQL99に準拠。JDBC/ODBC/ADO.netドライバーにも対応し、標準的なBIツール/ETLツールが使える。

「一般的なSQLが使えるので運用管理上の不安はありません。従来環境からのデータ移行もHPの支援もあってスムーズに行えました」(中村氏)

HP Verticaにより刷新された統合データウェアハウス環境は、期待以上のパフォーマンスを発揮している。社員4,500人が統合データウェアハウスを広く深く利用し、自らの業務に活かすための用意は万全となった。

「ロングテールのビジネスにこそ、ITが貢献できる余地は大きいと考えています。すでに新環境の稼働直後から、こんな機能は追加できないか、こんな分析用途にも活用できないか、という声が次々と上がってきています。システム性能の向上がビジネスをドライブするという事実を、今まさに体感しています。」
国分株式会社 情報システム部 チームリーダー
安村俊祐氏

「検索パフォーマンスに余力があるので様々な応用を検討しています。既に、222の物流センターの在庫情報を管理する環境を統合データウェアハウス上に再構築しました。次に社内ポータル上に、収益に関する速報値やサマリーを表示できるようにする計画です。ダッシュボード的な利用を促進することで、全社員の数字に対する意識を高める狙いがあります」(安村氏)

国分では、事業を行う上で「小商い」という考え方を重視している。「小商い」とは、取引量の大小を問わず、食を取り扱うすべての取引先のニーズに応え、一つひとつ丁寧に国分の機能・クオリティを提供していくことである。

「ロングテールのビジネスにこそ、ITが貢献できる余地は大きいと考えています。すでに新環境の稼働直後から、こんな機能は追加できないか、こんな分析用途にも活用できないか、という声が次々と上がってきています。システム性能の向上がビジネスをドライブするという事実を、今まさに体感しています」(安村氏)
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会社概要

国分株式会社
所在地: 〒103-8241 東京都中央区日本橋1-1-1
URL: http://www.kokubu.co.jp/このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 運輸・流通
ソリューション: DWH/BI データベース マイグレーション
製品: HP Software(HP OpenView)
キーワード: 国分株式会社 K&K カラム指向 Vertica ビッグデータ BIツール 
ETLツール データウェアハウス 卸売業
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